職人のこだわりとセンスに酔いしれた充実の休日 #ミシュランとエルメス
平日は仕事が忙しくて自分の時間がなく、家ではただ寝るだけ生活を送っている私ですが、、、この生活の弊害って、平日に自分の時間が取れないだけじゃなく、休日にもあると思います。
それは、「とにかく疲れすぎて、休日はダラダラしてしまう」こと。
昼前に起床して、ブランチを食べ、溜まった洗濯物や家の掃除をして、気づけば夕方。それでも身体の疲れは取れてなくて。という最悪な休日を過ごすこともしばしば。
この休日スタイルから抜け出したいと思うものの、朝から何かをやるぞー!っていう思いには至らないし、無理に予定を入れるってのも疲れの原因なので避けたい。目的がありつつもリラックスできるような余裕のある休日を過ごしたい。
そう思っていた矢先、職人さんたちのこだわりとセンスを感じて大満足の休日を過ごせたので、ちゃんと記したいと思います!(一緒に行ってくれた友人にも感謝)
お金もあまりかからなくて、一流に触れることができて、幸せ度が高かった~~~~~!私と同じ状況の同世代が、仕事に押しつぶされずに休日を充実させてくれることを祈ります!
ミシュラン店でランチ
ちょっと贅沢したいって気持ちは誰にでもあって、特に働きはじめて自由にお金が使えるようになった私たち世代には、その欲求が人一倍強いのではないかと思います。
とはいえ、ミシュランの名店でディナーをするのは予算に見合わず、臍を噛むことも少なくない。でもランチだったら、同じコースでもリーズナブルな値段で楽しむことができます。
それに、お昼から予定を入れることで、夕方までに帰宅して、夜は自分が別にしたかたことができる。充実感を得つつ、ダラダラ過ごさなくて済むという、私にとってはピッタリのプラン。
伺ったランチは、六本木ヒルズ内にある「よし澤」。
友人が取ってくれたのだけど、後日調べるとミシュラン1つ星でした。
六本木でちょっと贅沢にランチデートするなら「よし澤」に行ってみて。8年連続ミシュランの料理人が作る極上の本格懐石ランチコースが6000円で楽しめるの。六本木ヒルズ内とは思えないほどの異空間、しっぽりカウンターはデートにぴったり。土鍋で炊くごはんも最後のおこげまで味わえます☺️#六本木 pic.twitter.com/bUjxLCDBF6
— 伊藤初美(ハツ)東京グルメサロン主宰 (@hatsu823) November 3, 2019
注文した懐石コースは、手の込んだ料理が手を変え品を変え出てくる。こういうお店に行って美味しいと思うのは当たり前だけど、季節を感じさせながら上品に味付けしていて、本当に美味しかった!(わたしは関東の濃いめ味付けが苦手なのです…)
それに、それぞれの素材の味がとても濃厚で、うまみが凝縮されていて、それでいて器の中で味が調和していて、職人さんのこだわりとセンスに感動でした。
特に名物の「土鍋ご飯」は、4段階で炊き立てのごはんを味わえて、それぞれの段階について料理人さんに解説していただけます。ごはんの美味しさと特徴を学ぶことができたのも良かったし、お料理の可能性は無限に広がっているのだなあと。
美味しいお料理があると会話も弾み、自分が自然と幸せに満たされていくのを実感。
行く前は「ランチにしてはちょっと高いかな」って思ったけど、たまにはこういうのも大切だなあ。(しみじみ)
エルメスの展覧会へ
おなかいっぱい、満たされた気持ちのまま、同じく六本木で開催されている、エルメスの展覧会「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」へ。
こちらの展覧会、すごーくざっくり言うと、「超大富豪がエルメスにスペシャルオーダーして、こんなものまで作っちゃったよ!!!」っていう展覧会なのですが、やはりエルメス、すごい。どこまでもこだわって、依頼者の夢をかなえちゃうのです。
私はエルメスのオーダー品について知識が乏しかったので、依頼者の想いを汲み取って具現化するという職人さんの技に感動してしまいました。
たとえば、「京都のエルメスに行ったときに乗った人力車が忘れられないの。もう一度乗りたいわ」というマダムMの要望に対して、エルメスがめちゃくちゃかっこいい人力車を作って応える。
乗り越えなければいけない壁はたくさんあっただろうに、それを感じさせない凛とした姿。レザーの感触はもちろんのこと、ステッチの方法や皮模様もちゃーんと計算されているので、どこから見ても美しい。近くでじっと眺めることができるのも、こうした展覧会の素晴らしさですよね。
他にも、自転車やバイク、鞄はもちろんのこと、釣り具やサーフボード、テーブルサッカー(!)まで依頼は様々。
どんな依頼であっても、飛びぬけたセンスで応えているエルメスの職人さま、かっこよすぎます。(それにしてもお金持ちは夢(依頼)がぶっとんでおり、私は共感できなかったことが悲しい)
作品だけじゃなくて、職人さんのアトリエも再現されていました。こういうのを見ると、作り手の人間臭さみたいなのが垣間見れて、私は好きです。
仕事机って、機能性に重点を置きたいけれど、アイデアが出せるようなゆとりを持たせたい。他人の仕事机を見ると、その人の性格だけでなくて、仕事上の試行錯誤や悩みなども感じられるのが、人間観察気質の私にはたまらないんです。
それに、一流のアトリエだって、風景としては日頃私たちが見ているものと同じで、そう思うとなんでもできそうな気になってくるのもポイント。
この展覧会は無料にも関わらず、展示数はけっこう多くて、展示方法も工夫されていたのでとても楽しめました!
2019年11月17日(日)までやっているそうなので、気になる方はぜひ!
詳細はこちら→https://www.hermes.com/jp/ja/story/195141-bespoke-2019/
こうして職人さんに酔いしれ、大満足の一日を過ごし帰路につきました。
帰宅後はゆっくりお風呂に入ったり、本を読んだり、気になっていた映画を見たりと、これまたリラックスできて、こういうスタイルの休日ってとても良いな~!と思いました。
今度の週末も堪能できるよう、ライフもワークも頑張ります!